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その他人道支援へのご協力のお願い
 ロンボク島(2018年7月)、中スラウェシ(2018年7月)と、インドネシアでは多くの死者・行方不明者をともなう地震が多数発生しています。NINDJAは、これまで現地と培ってきた草の根のネットワークを活かし、自然災害に対して緊急に対応できるようカンパを募っています。今後ともご支援いただけると幸いです。

Warung NINDJAからご支援いただけます
投稿者: NINDJA 投稿日時: 2006-11-1 20:30:00 (3391 ヒット)

 ジャワ島中部地震の被災地でおこなっているヤギプロジェクト、8月から9月にかけて4カ所に預けたメスヤギ(NINDJAが用意した40匹のうちの多くは、すでにおなかに子どものいるもの)が次々に出産期を迎えます。
 今日までにうち2匹がすでに出産。それぞれ1匹(ジャワ種)、2匹(ギバス種とジャワ種との混合種)の子ヤギが生みました。ママのうしろを追いかけてヨチヨチ赤ちゃんヤギはとてもかわいいです。
 どこかの村でベイビーが誕生するのを毎日楽しみにしています。

■ 病気???
 健康なメスヤギを供与したにもかかわらず、軽い病気は避けられない問題。異種のヤギがひとつの檻に集められると、ストレスで下痢を起こす、砂ぼこりで目が赤くなるなどというのはしょっちゅうです。村に獣医がいないのは当たり前。それでもヤギを飼育する村びとは慣れたもの、慌てません。下痢症状のヤギには虫下しを、赤目のヤギには1日3回目薬を施します。薬は薬局で市販されている人間用を人間おとな向けの処方量でつかいます。
 まるまる太って、元気で大きな子どもを出産できるように、パパイヤを与えたり、毎日おなかをさすってやったり、NINDJAのヤギを飼う村びとはいろいろ工夫しています。

(報告:間瀬朋子)


投稿者: NINDJA 投稿日時: 2006-10-22 20:16:00 (3202 ヒット)

 9月19日、20日に、ジョグジャカルタ特別州バントゥル県と中ジャワ州クラテン県でのNINDJAの地震被災者への支援活動を見てきましたので報告いたします。

■ バントゥル県の屋台支援
 19日は、バントゥル県を訪れました。はじめに、バングン・タパン郡タマナン村グランガ・キドゥル集落を訪問し、NINDJAが自転車屋台を支援したパルティニンシさん(37歳)から話を聞きました。
 パルティニンシさんの家族は、夫のスバルノさん(40歳)、長男(18歳)、長女(13歳)、次女(9歳)、三女(5歳)の6人家族です。夫のスバルノさんの建設労働者として、週6日働いています。1日の賃金は2万5000ルピア(約330円、1円=75ルピアで計算)で、夫の収入だけでは生活が苦しいので、パルティニンシさんも週6日、サロメ(Salome)というお菓子を作って、朝夕、近くの学校などに売りに行っています。1日に1万5000ルピアほど稼げるそうです。地震によって商売道具を失いましたが、NINDJAの支援(自転車に取り付けるケース、中古自転車、料理道具など)を受けてから2カ月間、地震の前と同じように商売できているとのことでした。「(NINDJAの支援を受けて)とても嬉しいです。役に立っています。子どもがまだ学校に通っていますから、稼がなくてはなりません」とパルティニンシさんは笑顔で答えてくれました。
 その後、バントゥル県の大通りに行き、実際に屋台で売っているところを見に行きました。バイクで走っていると、以前の活動報告(7月23日)にあったようにNINDJAプレートをつけた屋台が道端で営業しているのが目に入ってきました。
 そのうちのアンクリンガン(ジャワ式屋台)で商売をしているスラットマン(33歳)さんから話を聞きました。スラットマンさんは、クラテン県チャワス郡の村の出身で、村に妻と5歳の男の子を残してバントゥル県に出稼ぎに来ています。村の自宅も地震の被害を受けました。もう11年、アンクリンガンで商売をしているそうです。アンクリンガンでは、お茶や生姜湯などの飲み物と、揚げバナナ、揚げ豆腐、ナシ・ブンクス(ご飯におかずを添えてバナナの葉で包んだもの)など売っています。ナシ・ブンクスは、1日で100袋も売れるそうで、スラマットさんは昼の1時から夜の1時まで12時間働いて、1日4万ルピアから5万ルピアの収入を得ています。またこのアンクリンガンは、同じ村出身のハルトヨさんと2週間交代で使っているということでした。
 パルティニンシさんの自転車屋台によるサロメ売りも、スラットマンさんのアンクリンガンも、地震の前からやっていた商売なので、商売道具さえあれば、あとは問題なく以前どおりの活動を続けることができているようでした。

■ クラテン県のヤギ支援
 翌20日は、クラテン県プランバナン郡センゴン村を訪れ、「カンビンニサシ(ヤギ飼育育成)」計画を見ました。現在、2グループ、10世帯に雌ヤギ2匹ずつが与えられています。
 与えられているヤギの種類はグループによって異なっており、1つのグループはカンビン・ギバスを、もうひとつのグループはカンビン・ジャワを飼っています。グループによってヤギの種類が違うのは、もともと飼っていたヤギの種類に従って支援しているからです。活動報告(8月23日)にもあったように、カンビン・ギバスは、尻尾がとても大きなヤギです。各世帯に2匹与えられている雌ヤギは妊娠しており、あとは無事子ヤギが生まれるのを待つだけでした。
 この村には、水田や畑などの農地もかなりありますが、今回の支援対象の世帯のほとんどは、農地を持たず、夫は建設労働者(日当、2万5000ルピアから2万ルピア)、妻は農業労働者(日当、1万ルピア、ただし仕事は毎日あるわけではない)といった世帯です。そのため、ヤギが1匹手に入れば、子どもの教育費を補うことができ、嬉しいとのことでした。
 この種のプログラムは失敗することが多いのですが(だいたい子ヤギが生まれるまえに、親ヤギが売られてしまう)、間瀬さんたちはかなり慎重に進めているので、少なくとも初めの子ヤギが生まれるまではうまく行きそうです。子ヤギが1度生まれたら、そのことだけでもとりあえず成功といっていいのではしょうか。
 屋台支援も、ヤギ飼育育成支援も、ほんとうに小さな支援ですが、それでも確実に人びとの手に届いていると感じました。

(報告:久保康之)


投稿者: NINDJA 投稿日時: 2006-8-31 16:49:00 (2914 ヒット)

■ 実施システム:パロン(ンガダ)制(=利益二分制)
 ヤギを育てて得る利益をヤギ貸与側(NINDJA側)とヤギ飼育者(被災者)との間で1:1で山分けするシステム。ただし同プロジェクトは地震被災者支援プロジェクトなので、農村部で習慣的におこなわれているものにより、ヤギ貸与側(NINDJA側)が若干折れるというかたちでアレンジしてあります。

■ プロジェクト実施地
1)クラテン県プランバナン郡センゴン村センゴン集落の2グループ(10世帯)
2)ウェディ郡ビリット村ングンプラッ集落の1グループ(5世帯)
3)ウェディ郡パスン村ンッガタッ集落の1グループ(5世帯)
の4カ所で、すでにプロジェクトが動き出しています。

■ プロジェクト対象者
 同上の集落で被災した、農業労働者や建設現場工など日雇い労働者世帯が中心。これまでにヤギ飼育をしたことがあるか、飼育に意欲のある世帯。5世帯が1グループとして活動。子ヤギが生まれれば、NINDJA取り分を同集落の別の村人に貸与し、カンビンニサシを振興していく予定。

■ ヤギの種類
 日本人のいうふつうのヤギ(カンビン・ジャワ=ジャワヤギあるいはカンビン・カチャン=マメヤギ)のほか、カンビン・ギバス(ギバスヤギ、しっぽが太くて大きい種)、あるいはブリゴン(混血。ギバスヤギと羊の混血やジャワヤギとオタワヤギ=大型ヤギの混血)を、飼育者の要望で選びます。ふつうのヤギより餌を選ばず、寒さに強いギバスヤギやブリゴンがNINDJAのおススメ。グループ内で同種のヤギを育てるのが決まりです。

■ 基本ルール
 NINDJAが親メスヤギ2匹を対象被災者に貸与。親オスヤギは1グループ(5世帯)に1匹だけ貸与。このオスはグループ長に預けます。グループで協力しながら、親オスヤギを借りまわしして、子ヤギを増やしていく。NINDJAはすぐにでも子どもが産める状態にある(バボン)、あるいはすでに妊娠中の健康なメスヤギを貸与します。バボンのメスヤギは少し値が張りますが、健康でないヤギを買ってしまうリスクを軽減し、被災者である村人が少しでも早く子ヤギを得られることから生まれるインセンティブがプロジェクト成功の鍵になると考え、これを購入。 
 親メスヤギの貸与期間は原則2年。すでに妊娠しているメスヤギもいるため、早い場合でこれから2カ月後に親メスヤギの出産が始まります。親メスヤギは4〜5年にわたって10回以上出産が可能。生殖可能年齢と取引価格を見極めながら、メスヤギの世代交代あるいは処分を図るのも、NINDJAの仕事となるでしょう。
 生まれた子ヤギに関しては、NINDJAと飼育者のあいだで臨機応変にどちらがメス・オスを取るかを選びます。たくさん子ヤギを増やしたいのでメスと取る飼育者もいれば、スラマタン(家族や村のための各種共食儀礼)の準備(ヤギはごちそうです)としてオスをほしがる者も出てくるはず。NINDJA側としてはメスを得た場合、それを別の村人に貸与し、カンビンニサシ・プログラムの拡張を目指すことができます。またオスを得た場合、それをいちばに出し(同プログラム・別プログラム実施のための)現金を得ることが可能。あるいはオスヤギをスンブレして(sembelih=つぶして)、ヤギ飼育する村人たちの労をねぎらい一緒に集う機会、つまり一緒にサテ(ヤギ肉の串焼き)を食べるパーティーを催す楽しみもあります。

■ <ケース1>子ヤギが2匹生まれた場合
 NINDJAと飼育者で子ヤギを1匹ずつ取ります。飼育者取り分の子ヤギは彼らが売ろうと食べようと自由です。NINDJA取り分の子ヤギは乳離れが完了したころ(出生から約3カ月後)、別の村人に貸与されるか、いちばに売られるかします。いちばに売られる場合、3カ月間育ててもらった労賃(ヤギの売値の半分程度)をNINDJAは飼育者に支払わなくてはなりません。

■ <ケース2>子ヤギが1匹だけ生まれた場合
 同プロジェクトは被災者支援が目的ゆえ、最初に生まれた1匹はすぐに飼育者の取り分となることにします。この場合、次回生まれる子ヤギがNINDJA取り分です。

■ <ケース3>子ヤギが3匹生まれた場合
 飼育者とNINDJAで1匹ずつ取ります。残り1匹は引き続き育ててもらい、ある段階でいちばで売り、利益をNINDJAと飼育者とで山分けします。

■ 管理監視体制
 各グループに長を置きます。長はこれまでにヤギを飼った経験が豊富な者で、ヤギ飼育のノウハウをほかのグループメンバーに教えたり、もしグループ内のヤギが病気になった場合にNINDJA側に連絡したりする役を務めてもらう約束です。親オスヤギも長が預かって飼育します。今回ヤギ飼育のグループに入れなかった村人も、ヤギ飼育したいと考えるなら地域の長を通じてNINDJAにコンタクトできます。長とNINDJAは折りをみて同候補者世帯を調査し、OKなら次回どこかで子ヤギが生まれNINDJA取り分が発生したときにこれを貸与される可能性があります(確約はしない・できない)。このようにグループ監視、あるいはヤギ飼育候補者として集落全体を巻き込んだ集団監視のシステムを作ることによって、援助プログラムとしてのカンビンニサシの維持発展を図ります。これはオルデ・バル(スハルト)時代にあった農村援助カンビンニサシ・プログラムへの反省です。今回NINDJAの視野にある被災農村を含む広い地域のうち、ゴルカル・カデル(=当時の与党ゴルカルの地域幹部)のいた集落では、貧困対策としてかつて政府にるよるカンビンニサシ・プログラムが実施されました。しかし政府はヤギをばらまいただけでほとんどなにもしなかったため、貧しい村人は政府援助のヤギを速攻売り払って現金を手にしてしまいました。「ヤギ貯金」として子ヤギを増やし、地域の貧困化を緩和するプロジェクトにはならなかったわけです。たいへん難しいことではありますが、今回NINDJAはカンビンニサシの拡大発展による被災地域の貧困緩和・福祉向上に取り組みたいと思っています。

■ プロジェクトの進捗
 すでにプランバンナン郡センゴン村の2グループにメスヤギ20匹(1グループ=ギバスヤギ、1グループ=ブリゴン)を貸与完了しました。総額1070万5000ルピアの支出。うち10匹がすでに妊娠中。ここではオスヤギは不要とのこと。すでに村にいるオスヤギで十分だそうです。

(報告:間瀬朋子)


投稿者: NINDJA 投稿日時: 2006-8-14 19:02:00 (2613 ヒット)

■ 目的
 被災者の生計活動を支えよう、復興させようというのが、ジャワ島中部地震におけるNINDJA支援の基本姿勢。今回は、土地なし、あるいは超零細農民・農業労働者にヤギを飼ってもらって、彼らに「ヤギ貯金」を与えるシステムをつくる。

■ 対象
 地震で被災した土地なし、あるいは超零細農民・農業労働者。まずは
1)クラテン県プランバナン郡センゴン村
2)クラテン県ガンティワルノ郡ジャブン村
3)クラテン県ウェディ郡ビリット村
の3カ所で実施。

■ 方法
上記 3カ村で、支援できそうなRT(隣組)をそれぞれ選定。さらに各RTでとりわけ経済的に苦しそうな家庭を5軒ずつ選定。選ばれた家庭にメスヤギ2頭をNINDJAが供与。オスヤギ1頭はRTごとに1頭ずつ供与されるので、各RTの5軒組は協力しながらメスヤギを育て、こどもヤギを増やしていく。

■ きまりごと
 供与する親ヤギはNINDJAのもの。村人はこれを売ったり、食べたりできない。親ヤギにこどもが生まれたら、その半分はヤギを育ててきた村人のものになる。いっぽう生まれたこどもの半分はやはりNINDJAのものになる。もしも親ヤギが病気になって死んでしまった場合は、ヤギを預けたNINDJAの責任であり、村人に制裁はない。これはジャワで一般的におこなわれている「パロン」制度(ジョグジャ・中ジャワソロ地方では「ンガダ」制度と呼ぶことが多い)に同じもので、村人にとても理解されやすい制度である。

■ メリット
 子ヤギが生まれたら、村人はその取り分を自由に増やしたり、売ったりしておカネにしてよい。気長に子ヤギの数を増やしていくならばかなりの貯金になるし、おカネが必要なら随時売ればよい。子ヤギ1頭30万〜40万ルピアになるはず。

■ NINDJA側の思惑
 ヤギ支援をしても、すぐに売られてしまったら、直接現金支援するのと大差ない。親ヤギという元手を投資することで、支援対象の村人が困ったときの「ヤギ貯金」をもつばかりでなく、ヤギを増やして貯金を増やしてほしい。また長期的には、NINDJA取り分の子ヤギを同村の別の村人・別地域の村人に供与し、プロジェクトを発展させていくことができる。

■ 補足
 ヤギの管理・成長状況のチェック、出産可能年齢を過ぎた親ヤギをどう売るかなど、NINDJA側の課題はたくさんありますが、これからもう少しシステムを煮詰めていきます。

 ヤギの種類は村人の希望にもよりますが、日本でいうふつうのヤギのほか、カンビン・ギバス(しっぽがとても大きなヤギ、写真)がいいかなと思っています。ギバスには、ふつうのヤギやヒツジより、寒さや雨に強く、成長が早いなどの利点あり。ギバスとヒツジの混合種(ブリゴン)もよさそうです。
 自由に売れる子ヤギがすぐに生まれたほうが被災者支援にふさわしいし、村人の励みになると考え、すでに出産可能な状態にある健康なメスの親ヤギを探しているところ。つづきは追って報告します。

(報告:間瀬朋子)


投稿者: NINDJA 投稿日時: 2006-7-23 19:16:00 (2768 ヒット)

■ NINDJA屋台が完成!
 7月15日(土)、アンクリンガンのNINDJA屋台が完成しました。グラスやお皿などほかの基本商売道具ともに、バントゥル県カシハン郡ティルトニルモロ村ニテン地区に住む、クラテン県チャワス郡カランアッサム村ナメンガンおよびジョンゴ集落出身のアンクリガン売りたちに無事届けることができました。値段にしては(輸送費込みで90万ルピア、約1万1000円)、材質・見た目ともに上出来で、アンクリンガン売りはもとより、わたしも満足しています。このアンクリンガン売りの一団は、出身地と出かせぎ地の両方で被災しました。出稼ぎ地であるバントゥル県ニテン地区はほぼ全壊。

■ NINDJA屋台観光!?
 アンクリンガン屋台を含め、NINDJA支援でつくった屋台・自転車屋台には、NINDJAナンバープレートがついています(写真)。屋台全部ではなく、屋台修理や商売道具の一部を支援されたモノ売りのなかにも「自分もNINDJAナンバーをつけたい!」という人がいて、現在、屋台・自転車屋台が20番まで登録されています。彼らが商売しているのは、ジョグジャ市に隣接するバントゥル県内、とくにバントゥル通り、イモギリ通り沿いがメイン。震災後、住まいを失ったことから心機一転、バントゥル県からジョグジャ市内(タマンシスワ通り)に移って商売しようという人もいます。
 ジョグジャに来る機会があれば、ぜひNINDJA屋台を探してみてください。アンクリンガンでお茶(アイスティー800ルピア、約10円)を飲んだり、鶏そば屋台でお昼(鶏そば1杯、約45円)を食べたりするとき、「NINDJAの会員・ドナーです」と告げれば、ひょっとしたら特典があるかもしれません!

■ ここまでの支援プロジェクト
 彼らが商売をはじめたら一度商売地をチェックして歩くつもりですが、アンクリンガン売りプロジェクト第一弾はこれでひとまず完了。
 アンクリンガン売り(13人)のほか、鶏そば売り(4人)、バソ売り(ミートボールスープ、1人)、チロック売り(タピオカ粉で作ったお団子風のおやつ、3人)、ジャワ風焼きそば売り(4人)、焼きヤギ肉・ヤギ肉煮込み売り(1人)、マドゥーラ地方風焼きとり売り(1人)、タフ・グリン売り(厚揚げどうふに甘辛しょうゆを絡めたおやつ、1人)、ジャムー売り(生薬飲料、2人)、ロンデ売り(白玉入りしょうが湯、1人)、野菜の行商をする人など、少しずつですが、ほんとうに困っている小商人を支援してきたつもりです。
 ここまで約30件の支援プロジェクトをつくってきました。プロジェクト数では少ないものの、彼らが商売を再開できることで、その家族や手伝いなど多くの人びとが救われるなら意味があると考えて、支援プロジェクトを選考。屋台完成がまだのプロジェクトもありますが、屋台の支払いや商売道具の購入・納入をほぼ終えました。さっそく商売を再開した小商人たちがたくさんいます。約30件のプロジェクトで、すでに1500万ルピア弱(約19万円)を支出したことを報告いたします。
 実行がほぼ確実になっているものの、支払いやモノの購入・納入がまだのプロジェクトが7、8件。うち屋台支援プロジェクトが大半ですが、ここにkambingnisasi(集落の「ヤギ化」)の試験プロジェクト(クラテン県プランバナン郡センゴン村センゴン集落にて)や素焼きつぼ・釜を作っている村への道具支援プロジェクト(クラテン県バヤット郡パセバン村クボンダラム集落)もあります。

■ プロジェクトの進め方とその反省
 一度にたくさんの小商人を対象にできないし、たびたびのサーベイ・ネゴをどうしても避けられないし、支援プロジェクトの進行が捗々しくなかったこと、NINDJAのドナーや事務局のみなさんにたいしてお詫びします。小商人ひとりひとりの経済活動をひとりひとりに合ったかたちで助けようと思うと、どうしても時間がかかってしまいました。この間、ほとんど毎日朝から晩まで歩いてきたはずなのですが、これだけしかできません。ごめんなさい。
 インドネシア人の仲間を巻き込んで、彼らにもずいぶん歩いてもらいました。プロジェクト・ファインディング、支援物資調達地や価格にかんするサーベイとネゴ、プロジェクト精査、被災地・被災者への物資納入のすべてをインドネシア人3人に協力してもらってやっています。組織としてあるわけではありませんが、わたしたちは毎日元気に活動中です。

(報告:間瀬朋子)


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