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その他人道支援へのご協力のお願い
 ロンボク島(2018年7月)、中スラウェシ(2018年7月)と、インドネシアでは多くの死者・行方不明者をともなう地震が多数発生しています。NINDJAは、これまで現地と培ってきた草の根のネットワークを活かし、自然災害に対して緊急に対応できるようカンパを募っています。今後ともご支援いただけると幸いです。

Warung NINDJAからご支援いただけます
投稿者: NINDJA 投稿日時: 2006-6-10 19:46:00 (2605 ヒット)

 毎日被災地を訪ねています。昨日は、クラテンから少し足を伸ばして、ウォノギリ・スコハルジョまで。新聞によると、ウォノギリ県セロギリ郡・プラチマントロ郡も被災したとのことでしたが、被害は大したことないように確認してきました。スコハルジョ県とクラテン県との県境(スコハルジョ県ウル郡)はクラテン県並みに被災していました。ここには倒壊家屋が多いのに、援助物資が入ってきにくい。ジョグジャにあるNGOを通じて、近日中に何か支援物資を運ぼうと思っています。
 アンクリンガンを支援する場合、ロンボン1台60万ルピア、ヤカンそのほかの道具を買って、ひとり当たり2万円くらいの支援となりそうです。もちろんすべてのアンクリンガン売りを助けることはできませんが、出身地も出稼ぎ地(ジョグジャ市やバントゥル県)も震災を受け、家も商売道具を失った、クラテン県チャワス郡カランアッサム村の人びとをできるだけ支援できればと思います。同村の特定ドゥスンを支援の対象にできませんか。昨日確認してみたところ、たとえばここのナムンガン地区(ドゥスン)に属し、村でそして出稼ぎ地で被災したアンクリンガン売りは17人。ひょっとしたらとなりのドゥスンも助けられるかもしれません。ちなみにカランアサム村からの出稼ぎのほとんどすべてがアンクリンガン売りです。アンクリンガン売りは男性ですが、その配偶者や家族がアンクリンガンで売られる揚げ物やごはんものを調理する裏方を担当。したがってロンボンの数以上に、実はもっと多くの人を助けられるプロジェクトだと思います。
 より平等に、より多くの人びとに援助がいくようにするなら、屋台など道具や設備を支援するより、たとえばモノ売りの子どもたち(小中学生の学費1年間15万ルピア程度)を直接各学校に払い込む形をとろうと思いましたが、難しいようなら、見送ります。仮設学校やムショラをどこに作るのかを選定する眼がわたしにはなさそう。出稼ぎ地で被災していないものの、故郷の村で家を失った(子どもたちは村に残されている)、出稼ぎモノ売りの負担を軽くする方法は、また考えてみます。
 あとはバントゥル県の市場商人(野菜売り、鶏売り)が多く集う村(震災でかなりのダメージあり)、グヌンキドゥル県の被災貧村を対象に、何かできればと思案中。これらの村では、自分で家畜(カンビン)を持たず、他人の家畜を世話して、わずかな収入を得、食いつないでいる人びとも多いです。カンビン(インドゥック)を支援し、彼らの自立を促すという方法は難しいでしょうか。

(報告:間瀬朋子)


投稿者: NINDJA 投稿日時: 2006-6-7 19:44:00 (2490 ヒット)

 ジョグジャカルタ留学中の間瀬朋子から、以下のような報告が入りました。間瀬は、これまで、カキリマ(屋台)やジャムー(伝統生薬)売りたちと交流をつづけており、地震直後から、地元のNGOと協力して、支援物資の配給をおこなっています。

■ 6月7日の報告
 地震が起こってから今日までに、バントゥル県(Jl.Imogiriの各地、ジュティス郡、セウォン郡、プレレット郡)、グヌン・キドゥル県(プルウォサリ郡、ウォノサリ郡)、クラテン県(ウェディ郡、ガンティワルノ郡、バヤット郡)の村々を歩いてきました。今日は、バントゥル県プレレット郡ウォノレレ村プロソ地区にある、ひとつのRTに物資支援。わたしの印象では、救援物資はほんの一部のアクセスしにくい場所をのぞき、かなり行き届いていると思います。ただ、たとえばドゥスンやクルラハン(集落)など大きなまとまりに物資が届いた場合、しばしば分配の問題が生じているよう。ポンドック・プサントレンに荷物が山積みになっていても、キアイ(イスラーム指導者)がそれを分配しようとしないというケースもあります。モノは運んでも、分配の公平にまで口を出す(住民がモノを分けるプロセスまで見届ける)NGOは少ないのが現状。
 ジョグジャ市内コタグデ地区(市内でもっとも大きな被害地のひとつ)にあるジャムー売りが集まる地域に支援できないか、調査中です。先日スンバコ(基本物資)を運んだクラテン県バヤット郡クラキタン村ブラ地区はエス・プタル売りたちの集まるところ。グヌン・キドゥル県ウォノサリ郡・パトゥック郡にはアンクリンガン売りが多いよう。アンクリンガン売りがまた商売できるように、ロンボン(移動屋台)を支給する援助の形、とれますよね。それではバヤットのエス・プタル売りを支援するにはどうしたらいいでしょうか? 彼らは主にジャカルタに出稼ぎしていて、地震で直接的に商売道具を失ったわけではありません。このような場合、村にある家を失ったアイスクリーム売りを「間接的に」助ける(たとえば、子どもの学費を肩代わりしたり、地域に中長期的に役立つものを贈ったりする)形は許されますか。NINDJAの知恵と経験を教えてください。
 どこにどのような形でNINDJAからの支援を届けるか、もう少し考えながら、明日も物資支援に出かけます。倒壊家屋があるものの、援助の届きにくい、クラテン郡トゥルチュック郡やカランドウォ郡あたりをみてくる予定。

■ NINDJAから返事
 アチェについて、わたしたちが悩んだこと。最初、漁民のほとんどから、家か漁船を支援してほしいと頼まれたの。安〜い家や漁船で1人あたり15万円ぐらいと考えると、その時点で集まっていたカンパ400万円では、26人しか支援できないことになってしまう。その場合、ではどの村を選択するのか、もしくは多くの村を支援する場合、では誰を選択するのか、ということで頭を抱えたわけです。選択にもれる人が、そんな支援に理解してくれるわけはなく、半月ぐらい、あちらこちらのキャンプを歩いて、見つけたのが30万ルピア程度の伝統的漁具でした。そのあとは漁民以外でも、1人30万ルピアを目安に(つまり、支援に格差が出ないよう)仕事の道具を支援してきました。
 間瀬さんがロンボンの支給をしたいと考えておられる場合、仮に100万円のカンパで何人を対象にできるのか。たとえば2万円と見積もって50人支援したら、アンクリンガン売り全般(ロンボンが壊れた人)にいきわたるのか。アンクリンガン売り以外の人と摩擦が起きないのか。そこを解決できれば、アンクリンガン売りへの支援について、まったく問題はないと思います。
 エス・プタル売りについて、子どもの学費というのは、もしかしたら難しいかもしれません。現金で渡した場合、学費としてつかわれないかもしれないし、なにより1人あたりの額があまりに少ないということになる可能性があるので。むしろ、地域に中長期的に役立つものを贈るというほうが、いいように思います。たとえばアチェでは、仮設の小学校(教室×3、教員室、机・イス・黒板つき、約40万円)やバライ・プンガジアン(約15万円)を建てたり、簡易水道(約15万円)を敷設したりしました。


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