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ジャワ中部地震被災者支援へのご協力のお願い
 2006年5月27日午前5時54分(現地時間)、マグニチュード6.2の地震がジャワ島中部のジョグジャカルタ市より15km程南の南部海岸近くで発生し、多数の死者(3000人以上)と負傷者が出ています。避難民は20万人に上るとみられ、家屋、病院など建物の被害も深刻であり、今後、中長期的な復興活動が必要になると思われます。
 NINDJAは、これまで現地と培ってきた草の根のネットワークを生かし、屋台、ヤギ、メロン栽培支援をおこなってきました。現在、いただいたカンパの残金を生計自立支援プロジェクトとして活用させていただいている段階です。今後ともご支援いただけると幸いです。

Warung NINDJAからご支援いただけます
投稿者: NINDJA 投稿日時: 2006-8-31 16:49:00 (2795 ヒット)

■ 実施システム:パロン(ンガダ)制(=利益二分制)
 ヤギを育てて得る利益をヤギ貸与側(NINDJA側)とヤギ飼育者(被災者)との間で1:1で山分けするシステム。ただし同プロジェクトは地震被災者支援プロジェクトなので、農村部で習慣的におこなわれているものにより、ヤギ貸与側(NINDJA側)が若干折れるというかたちでアレンジしてあります。

■ プロジェクト実施地
1)クラテン県プランバナン郡センゴン村センゴン集落の2グループ(10世帯)
2)ウェディ郡ビリット村ングンプラッ集落の1グループ(5世帯)
3)ウェディ郡パスン村ンッガタッ集落の1グループ(5世帯)
の4カ所で、すでにプロジェクトが動き出しています。

■ プロジェクト対象者
 同上の集落で被災した、農業労働者や建設現場工など日雇い労働者世帯が中心。これまでにヤギ飼育をしたことがあるか、飼育に意欲のある世帯。5世帯が1グループとして活動。子ヤギが生まれれば、NINDJA取り分を同集落の別の村人に貸与し、カンビンニサシを振興していく予定。

■ ヤギの種類
 日本人のいうふつうのヤギ(カンビン・ジャワ=ジャワヤギあるいはカンビン・カチャン=マメヤギ)のほか、カンビン・ギバス(ギバスヤギ、しっぽが太くて大きい種)、あるいはブリゴン(混血。ギバスヤギと羊の混血やジャワヤギとオタワヤギ=大型ヤギの混血)を、飼育者の要望で選びます。ふつうのヤギより餌を選ばず、寒さに強いギバスヤギやブリゴンがNINDJAのおススメ。グループ内で同種のヤギを育てるのが決まりです。

■ 基本ルール
 NINDJAが親メスヤギ2匹を対象被災者に貸与。親オスヤギは1グループ(5世帯)に1匹だけ貸与。このオスはグループ長に預けます。グループで協力しながら、親オスヤギを借りまわしして、子ヤギを増やしていく。NINDJAはすぐにでも子どもが産める状態にある(バボン)、あるいはすでに妊娠中の健康なメスヤギを貸与します。バボンのメスヤギは少し値が張りますが、健康でないヤギを買ってしまうリスクを軽減し、被災者である村人が少しでも早く子ヤギを得られることから生まれるインセンティブがプロジェクト成功の鍵になると考え、これを購入。 
 親メスヤギの貸与期間は原則2年。すでに妊娠しているメスヤギもいるため、早い場合でこれから2カ月後に親メスヤギの出産が始まります。親メスヤギは4〜5年にわたって10回以上出産が可能。生殖可能年齢と取引価格を見極めながら、メスヤギの世代交代あるいは処分を図るのも、NINDJAの仕事となるでしょう。
 生まれた子ヤギに関しては、NINDJAと飼育者のあいだで臨機応変にどちらがメス・オスを取るかを選びます。たくさん子ヤギを増やしたいのでメスと取る飼育者もいれば、スラマタン(家族や村のための各種共食儀礼)の準備(ヤギはごちそうです)としてオスをほしがる者も出てくるはず。NINDJA側としてはメスを得た場合、それを別の村人に貸与し、カンビンニサシ・プログラムの拡張を目指すことができます。またオスを得た場合、それをいちばに出し(同プログラム・別プログラム実施のための)現金を得ることが可能。あるいはオスヤギをスンブレして(sembelih=つぶして)、ヤギ飼育する村人たちの労をねぎらい一緒に集う機会、つまり一緒にサテ(ヤギ肉の串焼き)を食べるパーティーを催す楽しみもあります。

■ <ケース1>子ヤギが2匹生まれた場合
 NINDJAと飼育者で子ヤギを1匹ずつ取ります。飼育者取り分の子ヤギは彼らが売ろうと食べようと自由です。NINDJA取り分の子ヤギは乳離れが完了したころ(出生から約3カ月後)、別の村人に貸与されるか、いちばに売られるかします。いちばに売られる場合、3カ月間育ててもらった労賃(ヤギの売値の半分程度)をNINDJAは飼育者に支払わなくてはなりません。

■ <ケース2>子ヤギが1匹だけ生まれた場合
 同プロジェクトは被災者支援が目的ゆえ、最初に生まれた1匹はすぐに飼育者の取り分となることにします。この場合、次回生まれる子ヤギがNINDJA取り分です。

■ <ケース3>子ヤギが3匹生まれた場合
 飼育者とNINDJAで1匹ずつ取ります。残り1匹は引き続き育ててもらい、ある段階でいちばで売り、利益をNINDJAと飼育者とで山分けします。

■ 管理監視体制
 各グループに長を置きます。長はこれまでにヤギを飼った経験が豊富な者で、ヤギ飼育のノウハウをほかのグループメンバーに教えたり、もしグループ内のヤギが病気になった場合にNINDJA側に連絡したりする役を務めてもらう約束です。親オスヤギも長が預かって飼育します。今回ヤギ飼育のグループに入れなかった村人も、ヤギ飼育したいと考えるなら地域の長を通じてNINDJAにコンタクトできます。長とNINDJAは折りをみて同候補者世帯を調査し、OKなら次回どこかで子ヤギが生まれNINDJA取り分が発生したときにこれを貸与される可能性があります(確約はしない・できない)。このようにグループ監視、あるいはヤギ飼育候補者として集落全体を巻き込んだ集団監視のシステムを作ることによって、援助プログラムとしてのカンビンニサシの維持発展を図ります。これはオルデ・バル(スハルト)時代にあった農村援助カンビンニサシ・プログラムへの反省です。今回NINDJAの視野にある被災農村を含む広い地域のうち、ゴルカル・カデル(=当時の与党ゴルカルの地域幹部)のいた集落では、貧困対策としてかつて政府にるよるカンビンニサシ・プログラムが実施されました。しかし政府はヤギをばらまいただけでほとんどなにもしなかったため、貧しい村人は政府援助のヤギを速攻売り払って現金を手にしてしまいました。「ヤギ貯金」として子ヤギを増やし、地域の貧困化を緩和するプロジェクトにはならなかったわけです。たいへん難しいことではありますが、今回NINDJAはカンビンニサシの拡大発展による被災地域の貧困緩和・福祉向上に取り組みたいと思っています。

■ プロジェクトの進捗
 すでにプランバンナン郡センゴン村の2グループにメスヤギ20匹(1グループ=ギバスヤギ、1グループ=ブリゴン)を貸与完了しました。総額1070万5000ルピアの支出。うち10匹がすでに妊娠中。ここではオスヤギは不要とのこと。すでに村にいるオスヤギで十分だそうです。

(報告:間瀬朋子)


投稿者: NINDJA 投稿日時: 2006-8-14 19:02:00 (2524 ヒット)

■ 目的
 被災者の生計活動を支えよう、復興させようというのが、ジャワ島中部地震におけるNINDJA支援の基本姿勢。今回は、土地なし、あるいは超零細農民・農業労働者にヤギを飼ってもらって、彼らに「ヤギ貯金」を与えるシステムをつくる。

■ 対象
 地震で被災した土地なし、あるいは超零細農民・農業労働者。まずは
1)クラテン県プランバナン郡センゴン村
2)クラテン県ガンティワルノ郡ジャブン村
3)クラテン県ウェディ郡ビリット村
の3カ所で実施。

■ 方法
上記 3カ村で、支援できそうなRT(隣組)をそれぞれ選定。さらに各RTでとりわけ経済的に苦しそうな家庭を5軒ずつ選定。選ばれた家庭にメスヤギ2頭をNINDJAが供与。オスヤギ1頭はRTごとに1頭ずつ供与されるので、各RTの5軒組は協力しながらメスヤギを育て、こどもヤギを増やしていく。

■ きまりごと
 供与する親ヤギはNINDJAのもの。村人はこれを売ったり、食べたりできない。親ヤギにこどもが生まれたら、その半分はヤギを育ててきた村人のものになる。いっぽう生まれたこどもの半分はやはりNINDJAのものになる。もしも親ヤギが病気になって死んでしまった場合は、ヤギを預けたNINDJAの責任であり、村人に制裁はない。これはジャワで一般的におこなわれている「パロン」制度(ジョグジャ・中ジャワソロ地方では「ンガダ」制度と呼ぶことが多い)に同じもので、村人にとても理解されやすい制度である。

■ メリット
 子ヤギが生まれたら、村人はその取り分を自由に増やしたり、売ったりしておカネにしてよい。気長に子ヤギの数を増やしていくならばかなりの貯金になるし、おカネが必要なら随時売ればよい。子ヤギ1頭30万〜40万ルピアになるはず。

■ NINDJA側の思惑
 ヤギ支援をしても、すぐに売られてしまったら、直接現金支援するのと大差ない。親ヤギという元手を投資することで、支援対象の村人が困ったときの「ヤギ貯金」をもつばかりでなく、ヤギを増やして貯金を増やしてほしい。また長期的には、NINDJA取り分の子ヤギを同村の別の村人・別地域の村人に供与し、プロジェクトを発展させていくことができる。

■ 補足
 ヤギの管理・成長状況のチェック、出産可能年齢を過ぎた親ヤギをどう売るかなど、NINDJA側の課題はたくさんありますが、これからもう少しシステムを煮詰めていきます。

 ヤギの種類は村人の希望にもよりますが、日本でいうふつうのヤギのほか、カンビン・ギバス(しっぽがとても大きなヤギ、写真)がいいかなと思っています。ギバスには、ふつうのヤギやヒツジより、寒さや雨に強く、成長が早いなどの利点あり。ギバスとヒツジの混合種(ブリゴン)もよさそうです。
 自由に売れる子ヤギがすぐに生まれたほうが被災者支援にふさわしいし、村人の励みになると考え、すでに出産可能な状態にある健康なメスの親ヤギを探しているところ。つづきは追って報告します。

(報告:間瀬朋子)


投稿者: NINDJA 投稿日時: 2006-6-14 19:47:00 (2575 ヒット)

 13日は朝からグヌン・キドゥル県ウォノサリ郡ピヤマン村ングルボ集落へ。被災モノ売りを助けるプロジェクトを見つけに歩いているなかで、おとといの夜アルンアルンで、その前の夜UGMで、いずれも「ロンデ」(白玉入りしょうが湯)を食べつつ、出会った情報が手がかり。ピヤマン村自体に大きな被災はない。同集落からジョグジャへ出稼ぎする場合、ロンデ売りやミー・ジャワ売りになることが多い。ミー・ジャワ売りとしてバントゥル県(とくにイモギリ郡、プレレット郡、セウォン郡)に出稼ぎしている者のうち数人が地震でロンボンを失った。商売できなくなった彼らは、現在、建設現場で日雇いになったり、知り合いのミー・ジャワ売りを手伝ったりして、ふたたび自分のロンボンを買うためにおカネを集めている。
 グヌン・キドゥル県ウォノサリ郡に入る手前の、パトゥック郡の被災状況は悲惨。日本の自衛隊も、ここで医療支援をしている。大きな道路を脇に入れば、援助が入りにくい地区がたくさんある。同郡スモヨ村などがそうだ。スモヨ村を越えると、バントゥル県に入る。ピユンガン郡スリムルヨ村でも、全壊家屋が連なる。同村パンデヤン集落には、現在までにわずかばかりの政府支援物資、ガジャ・マダ大学やテルコム社からのスンバコ支援しか届かない。政府が約束したコメや副食費もまだ来ない。
 ヤギ支援について、ジャワでいう「パロ」方式に準じていこうと思います。援助対象村で特定グループ(2、3から5世帯)を作り、各世帯にメス1匹、1グループにオス1匹を提供。提供したカンビンは原則NINDJAのもの。売ってはいけないし、病気になったりしないよう、提供された村人は責任をもたなければならない。カンビンに子どもが生まれたら、それは村人各自のものになる。パロ方式では、ほんとは生まれたカンビンの半分はNINDJAのものになるはずだけど、これは援助プロジェクトなので、100%村人各自のものになることにします。6カ月に一度くらい子どもが生まれますよね。3回生まれたら次の1回で生まれたカンビンはNINDJAのものにして、別の村人に提供するなどとすれば、より多くの人を支援できるプロジェクトに発展しますよね(面倒か…)。こちらも予算案等、近日中にお届けします。

(報告:間瀬朋子)


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