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ジャワ中部地震被災者支援へのご協力のお願い
 2006年5月27日午前5時54分(現地時間)、マグニチュード6.2の地震がジャワ島中部のジョグジャカルタ市より15km程南の南部海岸近くで発生し、多数の死者(3000人以上)と負傷者が出ています。避難民は20万人に上るとみられ、家屋、病院など建物の被害も深刻であり、今後、中長期的な復興活動が必要になると思われます。
 NINDJAは、これまで現地と培ってきた草の根のネットワークを生かし、屋台、ヤギ、メロン栽培支援をおこなってきました。現在、いただいたカンパの残金を生計自立支援プロジェクトとして活用させていただいている段階です。今後ともご支援いただけると幸いです。

Warung NINDJAからご支援いただけます
投稿者: NINDJA 投稿日時: 2008-12-17 13:00:00 (1737 ヒット)

2008年11月29日 スロさんと妻のスラストゥリさんが、2回目の肥料流し込み作業。近隣のメロン農民のダニさんとそのボスが、手伝いに来てくれた。作業は7:00から始まり、11:00には完了。ダルさんのところでも同じ工程がおこなわれた。アセップさんという農業労働者を雇って、6:00から11:30までいそがしく働いた。作業後、みなで各々のメロンの生育状況について話をしたあと、解散。各自休息をとる。昼下がりの時間から、みなでまた畑に出て、肥料の散布作業をおこなった。

2008年12月1日 ガンドゥンさんが農業労働者のビイェムさんといっしょに、肥料を流し込むための穴を掘る作業をした。スロさんとダルさんは、それぞれの場所で、肥料散布をしていた。

2008年12月3日 ガンドゥンさんとビイェムさんが、おととい作った穴から肥料を流し込む作業をする。6:00から14:00までと、かなり時間がかかった。ガンドゥンさんが使った肥料は、ポンスカNPK、ムティアラNPK、赤KNO、ボロン、カルシウムである。スロさんとダルさんの畑を見に行ったあと、わたしも、ガンドゥンさんの畑を手伝った。今日は暑かった。成長剤に防虫効果剤をくわえたリージェントという肥料を購入した。

2008年12月6日 ダルさんは3回目の肥料流し込み作業をおこなった。前回と同じく、アセップさんを1日雇った。7:00から11:30までこの作業をおこなったあと、今度は脇目を摘み取る作業に精を出す。ガンドゥンさんのところでも、脇目を摘み取る作業。栄養が余分なところに行ってしまって、本命の茎・葉が育たないのを防ぐために、こうした脇目摘みの作業は欠かせない。今日も蒸し暑くて、曇っている。しかし、雨は降らない。わたしは、ガンドゥンさんにリクエストされたボロンという肥料の追加購入に出かけた。

2008年12月7日 6:00から10:00にかけて、スロさんと妻のスラストゥリさんが、3回目の肥料流し込みをおこなう。この作業を終えると、スラストゥリさんは帰宅したが、スロさんは畑に残り、引きつづきメロン苗の脇目を摘みはじめる。12:00、まあまあ激しい雨が降り出したので、スロさんは作業の手を止めた。早朝から曇っていて、パラパラ小雨が降っていたが、やはりザーっときた。「ここ1週間以上、雨らしい雨がなかったな」と思っていたら、また今日からまた降りはじめるようだ。ダルさんも、脇目を摘む作業をしていた。スロさんとダルさんところでは、メロンの種の植えつけから今日で21日が経った。

2008年12月9日 ガンドゥンさんのところで、2回目の肥料流し込み作業。ビイェムさんを1日雇ったが、彼の広い畑で、2人という労働力は少なすぎる。したがって、およばずながら、わたしがお手伝いすることになった。朝から曇っていて、ときどき小雨が落ちる。スロさんのところでは、どんどん長くなるメロンの木(茎)を竹支柱に縛りつける作業。ダルさんのところでも同じである。小雨がぱらつこうが、彼らが手を休めることはなかった。わたしは、ムティアラ印のNPK肥料を追加購入に出かけた。

2008年12月11日 スロさんとダルさんのところでは、殺虫剤、防カビ剤、肥料を混合したものを散布する作業。ふたりの木(苗)には、すでにメロンの実がつきはじめている。ガンドゥンさんのところでも、同じく農薬・肥料の散布作業がおこなわれる。手伝いのビイェムさんは、伸びたメロンの木(苗)を竹支柱にくくりつけていく。今日の天候は、曇り・小雨。先の日曜日から、太陽はぜんぜん出てこない。

(報告:ハルン・スアイビー)


投稿者: NINDJA 投稿日時: 2008-12-2 9:30:00 (1835 ヒット)

 ガンドゥンさん、スロさん、ダルさんの3人3区画でトータル1万本のメロン苗を栽培する第3期のメロン栽培は、雨季を味方にして、ゆっくり進められています。小さな苗の管理に注意を要する、植えつけ初期に当たるいまが、メロン栽培でもっともいそがしい段階です。

11月18日 スロさんとダルさんは、畑に移植してから2日目のメロン苗の状態をチェックする。ふたりは、小さな虫に齧られたいくつかの苗を見つけ出しては、新しいものに取り替えていく。わたしは、ジョグジャのゴデアン通りトゥルブスへ、肥料の追加分を購入しに出かける。

11月19日 ガンドゥンさんは、本葉の出てきたメロン苗を畑に移植する。朝6時から正午まで作業はつづいた。ガンドゥンさんは、スロさんのほか、妻のスリさん、ビイェムさんとリさんという2人のムクル集落の隣人に手伝ってもらいながら、どんどん作業をこなした。

11月20日 今日も、わたしはトゥルブスへ肥料を購入しにいく。

11月21日 スロさんは、畑に水や水溶きの肥料・農薬を流し込む穴をつくる。現時点で生長のよくない苗を、随時チェックして、植え替えしておくことも忘れない。ダルさんも同じ作業をおこなっていた。ガンドゥンさんは、竹支柱を立てる作業をこなす。今日一日で約2500本の支柱が立った。

11月22日 スロさんと妻のスラストゥリさんは、水溶きの肥料を穴に流す作業をおこなう。水に溶いた肥料の内訳は、赤KNO2kg、ムティアラ印のNPK4kg、PONSKA2.5kg、タブレット状の尿素2.5kgである。ふたりは、朝7時から畑に出て、正午には作業を完了させた。ダルさんの場合、今日、ひとりで施肥作業をおこなわなければならなかったため、早朝5:30には畑にやってきた。ダルさんが水溶きした肥料・農薬の内訳は、ムティアラ印のNPK5kg、タブレット状尿素5kg、赤KNO2kg、フラダン(昆虫の幼虫を駆除する農薬)1kgである。ダルさんの作業は13時までつづいた。ガンドゥンさんは、昨日から引きつづき、竹支柱を立てる作業をした。隣人のビイェムさんが作業の応援に駆けつけた。

11月23日 ガンドゥンさんは、畑への苗移植のあと初めて、葉に肥料・農薬を吹きつける作業をおこなった。スロさんとダルさんのところでも、同じく初の肥料・農薬吹きつけ作業を完了させた。

11月24日 スロさんは、ジョグジャのトゥルブスで購入したオーガニック生長剤を苗に与える作業をおこなった。

11月25日 スロさんとダルさんは、2回目の肥料・農薬吹きつけ作業をおこなう。作業は、14:00に始まった。畑仕事を終えると、ふたりはムクル集落の道作りプロジェクトへ労働奉仕。集落の住人ではないが、毎日この辺りの道を利用するわたしも、ぼっとみているわけにいかず、手伝うことになった(笑)。

11月26日 カンドゥンさんは、畑に水溶き肥料・農薬を流し込む穴を掘る作業をおこなう。

11月27日 スロさんとダルさんは、殺虫剤と肥料を散布した。昨日までよく雨が降っていたため、防カビ剤のアグレプットやアントラチョルという農薬も使う。農薬・肥料の散布の作業は、10:00終了。ひきつづき、ふたりはメロン苗の脇目を摘み取る作業をおこなう。12時には、帰宅。今日は、雨が降らない。

(報告:ハルン・スアイビー)


投稿者: NINDJA 投稿日時: 2008-11-21 11:56:52 (1633 ヒット)

 第3期メロン栽培がはじまりました。しかし、超多忙の一歩手前の状況。今のところ、まだ毎日畑にどっぷりというわけではありませんが、畑にいくと、帰り道は必ず雨!というのに閉口しています。
 どういうわけか、肥料の入手が難しくなっていて、ずいぶん前もって予約しておかないと購入できません。政府なのか、肥料取りあつかい店なのか、誰なのかわかりませんが、肥料の流通を操作している人がいそうな感じがします。「流通は、政府が握っているから…」と、村の農業用具販売店の人は言いますが。肥料の入手困難は、中ジャワ州、ジョグジャカルタ州、東ジャワ州で発生している状況です。BPS(中央統計局)が発表する農民の肥料需要に関するデータがメチャクチャのため、政府が肥料流通を管理できないということも、誰かがどこかで流通を操作し、不当に利益を得ているということも、大いにありえます。
 恵みの雨を得て、「いまこそ、さあ耕そう!」としている農民にとって、降りかかってくる肥料不足は、頭の痛い問題です。

2008年11月13日 スロ(スラミン)さんとダルさんに遅れること3日、ガンドゥンさんのところでメロン種のプラスティックポットへの植えつけがおこなわれた。ガンドゥンさんの妻スリさんとダルさんが、手伝いに駆けつける。作業は、朝7時から11時までつづいた。ガンドゥンさんは、予備もふくめ、5500本のメロン苗を準備した。スロさんはひとり、担当畑で、竹支柱の横渡し棒を結ぶ作業をおこなった。

2008年11月15日 スロさんは、担当畑で、苗を移植する穴をつくっていく。彼ひとりで作業をしていた。ガンドゥンさんは、ポンスカ(NPK)という基本肥料を担当畑に振りまきながら、土地をならしていく作業に集中する。肥料を施された畝には、元どおりビニール覆いが掛けられていく。ガンドゥンさんも、7時〜13時の間、ひとりで畑に立ち、今日一日で担当畑の半分に関する作業を終えた。わたし自身は、品物がすぐにはないということで、後日分の肥料を予約確保することに走り回った。

2008年11月16日 スロさんとダルさんは、10日にポットに植えた苗を畑に移植する作業。スロさんの担当畑では、スロさん自身と妻のスラストゥリさんが作業するほか、プルさん、ダニさん、ベジョさんが手伝いにやってくる。スロさんが「零細」NINDJAのメロン・プロジェクトに従事しているとすれば、プルさんら3人は、ムクル集落をふくむクラテン県ウェディ郡でいちばんの勢力を誇るボスのもとで、メロン栽培にたずさわってきた。明日の早朝、スロさんは、プルさんが担当する畑で、今日と同じく、苗移植作業を手伝う約束だ。このような形態で、農民の「ゴトン・ロヨン(相互扶助)」は、いまも健在である。
 スラストゥリさんは、みなのために朝食を準備してきた。これも、農作業を手伝ってもらうときの通例である。朝6時から正午まで作業して、スロさんの担当畑には2896本のメロン苗が移植された。
 ダルさんの担当畑でも、早朝時から苗移植作業が始まった。今日は日曜日。ダルさんの子・プリタはまだ小学校4年生だが、学校が休みなので、父親の農作業を手伝う。これまでも農業労働者としてダルさんを手伝ってきたビイェムさんは、もちろん今日も畑に出てくれる。9時ごろ、ダルさんの妻が畑に朝食を届けにやってきた。11時、ガンドゥンさんがやってきて、ダルさんの苗移植作業を手伝う。13時半には、ダルさんの担当畑でも、苗移植作業が完了。スロさんの担当畑で先に作業を終えたプルさん、ダニさん、ベジョさんが手伝いを申し出てくれたため、ダルさんはとても助かった。明日、ダルさんもプルさんの畑での作業を手伝えばよいことである。プルさんの担当畑は、ムクル集落のあるブランカル村から少し離れたパスン村にある。メロン農民は互いに自分の労働力を融通しあって、農業労働者として第3者を雇うという余分なカネを支出するのを極力避ける。ダルさんの畑には、およそ2600本のメロン苗が植えられた。

(報告:ハルン・スアイビー)


投稿者: NINDJA 投稿日時: 2008-11-21 11:40:03 (2006 ヒット)

 第2期の収穫を終えたばかりの11月10日、NINDJAは第3期メロン植えつけを開始しました。雨季に突入したばかりの今期は、一年のなかでももっともメロン栽培に適した時期であるといわれています。つねに雨が落ち、水不足の問題から解放されるものの、洪水の心配はまだ小さいですし、メロン葉の生育を妨げる日照りの心配もほとんどないからです。ムクル集落の人びとは、この時期を目指して、一斉にメロン栽培を始めるため、前期は休閑地だった、NINDJA畑のお隣りも、とうもろこし畑だったお向かいも、今期はいっしょにメロン畑になります。ここまで日照りにやられ、収穫成果のかんばしくなかったNINDJA畑ですが、前回の失敗を踏まえつつも、気持ちの面で焦ることなく、好季節の風に乗って、再発進します。
 今期は、a)以前からのNINDJA畑に約5000本にくわえ、b)新たに借り入れた畑に約5000本の、合計約1万本のメロン苗を栽培します。b) の土地のうち半分は、前期はガンドゥンさんのもとでメロン農民見習いをしていた、その弟のスロ(スラミン)さんが、残り半分はガンドゥンさんの隣人で、すでにメロン栽培経験のあるダルさんが、栽培を担当します。a) の土地の栽培を担当し、a) b) 共同でNINDJA畑全体の農業資材を購入したり、栽培品質コントロールをおこなったりするのは、ガンドゥンさんです。つまり、ガンドゥンさんは、実際にNINDJA畑でメロンを作るとともに、NINDJAのコーディネーターとしても動きます。
 プラスティックポットへのメロン種の植えつけにかんしても、メロンの種を5〜8時間水に浸して、モヤシ状にする重要なプロセスは、ガンドゥンさんの手でおこなわれ、スロさんとダルさんはガンドゥンさんからモヤシ状の種を受け取って、各自ポットに植えつけていきます。種はきれいに折りたたんだ新聞紙に挟まれたのち、さらにバスタオルに包まれてから、大切にプラスティック皿に載せられていました。スロさんが受け取ったのは、オレンジ色の肥料・農薬を施されたプレマシッド種のメロン、ダルさんのは、同じくピンク色のアクション種です。ガンドゥンさんも、アクション種を栽培します。どんな種子を選ぶかは、個人の好み次第。それぞれが経験的に育てやすいと思っている種子を選んでもらえればよいと、NINDJAは思っています。モヤシ状の種は、土の入った小さなプラスティックポットにひとつずつ丁寧に植えつけられていきました。
 こうした植えつけが実施される10日以上前から、肥料を混ぜた土をプラスティックポットに詰めていく作業がおこなわれてきました。前回収穫の後始末、新畑の耕起、施肥、畝作り、支柱立てなども勘案するなら、植えつけの2週間前からすでに第3期のメロン栽培は始まっています。農民のくらしは、季節に追われ、じっとしている暇を許しません。
 ビニール覆いのなかで、苗は4〜5日寝かされ、本葉が出るころ、ポットから畑へ移植されます。畑へ移植してからの約1カ月間が、メロン栽培のがんばりどころ。したがってクリスマスを迎える前に、今期の栽培の成否がほぼ明らかになるはずです。栽培過程にかんしては、また報告いたします。2009年新年早々の、NINDJA畑の大収穫を、どうぞいっしょに祈ってください。

(報告:間瀬朋子)

写真上から
アクション種の植えつけ
プラスティックポットに土を詰める


投稿者: NINDJA 投稿日時: 2008-11-17 11:34:46 (1486 ヒット)

 今回の栽培過程において、正直なところ、収穫までこぎつけないほうが「損をしない」という、会計収支上の損得勘定がありました。しかし、ムクル村のメロン農民ガンドゥンさんもNINDJAも、暑さを克服する方法がなになのかどうしても知りたくて、半ば意地を張って、生長不良の苗に実をつけさせて、収穫をおこないました。
 儲けは、たった150万ルピア。高い肥料・農薬を使って、労働力を目一杯投入したにもかかわらず、「放っておいても実るマンゴー」程度の儲けです。150万ルピアのうちの4分の1(37万5000ルピア)が、メロン農民ガンドゥンさんの取り分で、第2期植えつけ期間2カ月半の労賃になります。残りの4分の3は、NINDJAの取り分として、この間のプロジェクトにかんするオペレーション費用および次期プロジェクト遂行費用になります。これはメロン栽培地域で一般的な栽培契約にのっとったシステムです。NINDJAは、メロン栽培農民にたいして、労賃の上乗せ(儲けの半分の10%)もおこないます。
 ガンドゥンさんにとっても、NINDJAにとっても、最初の収穫は、かなり苦い経験になりましたが、同時に多くのことを勉強しました。1)オーガニック成長剤を投与することで、成長促進を図れること、2)乾季の栽培は、今回のような砂地ではなく、泥地を選んだほうがよいこと、3)できれば一年でいちばん暑い時期にはメロンを植えないこと、3)成長が芳しくないとわかったら、早急に畑の移動や苗引き抜きを即時敢行することで、損益を最小に抑えるべきこと、4)コストはかかっても、水やりはなんとしても欠かさないことなど、ビジネスとしてのメロン栽培にようやく目覚めた気がします。
 さまざまな話し合いをつうじて、ガンドゥンさんとNINDJAとの信頼関係は、ますます強くなりました。周辺のメロン農民が、NINDJA畑に立ち寄り、情報交換を楽しむ光景も、日常になりました。最近では、肥料や農薬を買いつけた後、メロン農民がお互い伝票を見せ合い、安く仕入れられる方法をみなで考えたりもしています。メロン栽培村を歩いていると、「次期は、天候が味方してくれるから、NINDJA畑もきっと大丈夫」という優しい声が、たくさんの村びとから掛かります。試練のときはつづきますが、ガンドゥンさんとNINDJAは、ムクル村に根を張って、じっくりメロン栽培に取り組みます。

(報告:間瀬朋子)


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