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 98年5月のスハルト退陣から十数年がたちました。インドネシアは、改革・民主化の道を歩みはじめたものの、まだまだ多くの課題が残っています。「インドネシア人権基金」は、軍事作戦の被害者や、開発によって生活の基盤を奪われた住民、攻撃されるマイノリティなど、さまざまなかたちで人権を侵害されている人びとに対し、緊急の支援をおこなうものです。
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元「慰安婦」 : マルディエムさんへの緊急カンパのお願い
投稿者: NINDJA 投稿日時: 2007-9-19 13:29:57 (2825 ヒット)

 「慰安婦問題は本当にあったことです。謝罪や補償と同じくらい大切なことは、次世代に事実を伝えることです。わたしは、13歳で慰安婦にならされました。家は王宮に仕えていたので、お金に困って売春婦になる必要はありませんでした。日本がわたしたちを強制的に『慰安婦』にした事実は紛れもない事実です。過ちを繰り返さないためにも、事実を若い人たちに知ってもらいたいのです」(*)
 2000年12月、東京で開かれた民衆法廷「女性国際戦犯法廷」の記者会見で、マルディエムさんはこう語りました。「歴史の証言者」として、厳しい環境のなか闘ってきた彼女は、約1週間前、脳卒中に倒れました。両足とも麻痺しているマルディエムさんの介護費用のため、支援をお寄せください。

■ マルディエムさんの伝記作家エカ・ヒンドラティさんより
 マルディエムさんは、約1週間前、ジョグジャカルタのLBH(法律擁護協会)から戻られたあと、倒れられました。両足とも麻痺し、左手は麻痺しましたが、現在は少しずつ動かせるようになりました。ただ、何かをつかむことはできません。すべての行動は、寝っ転がったままです。
 マルディエムさんを介護しているのは、息子のマルディヨノさんです。卒中後、マルディエムさんの記憶にも障害が出ているようにみえます。数日前には、マルディヨノさん以外の人を認識できませんでした。話にも混乱がみられ、過去の話、従軍慰安婦時代や小さかったころの話をしています。
 マルディエムさんのところに往診に来てくれる医者に診察してもらう必要があると思います。もうひとつ緊急なのは、マルディエムさんの日々の生活に必要なもの、たとえばパン、ミルク、ビスケットといった食料や、マット、枕、毛布といった寝具のための資金です。
 マルディエムさんは、従軍慰安婦の闘いが依然として成果をみせないことで、大きな精神的重圧を負っています。そのため卒中に襲われたのです。当面は、500万ルピア(約7万円)あれば、生活必需品をまかなうことができます。集められた資金は、息子のマルディヨノさんに渡します。

■ マルディエムさんとは
 1929年、ジョグジャカルタの王宮に仕える家で生まれる。13歳だった1942年、夢だった歌手になれるとだまされ、カリマンタンのバンジャルマシンで従軍慰安婦として 3年間働かされる。2000年12月、女性国際戦犯法廷に参加。ドキュメンタリー映画『マルディエム 彼女の人生に起きたこと』(海南友子)も制作されている。

* 海南友子「歴史の証言者として―闘うマルディエム」ニンジャ・ニュースレターNo.38、2001年11月

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