医学を勉強したい

投稿日時 2008-4-2 20:19:01 | トピック: 孤児

 NINDJAが奨学金を供与している子どもたちの紹介です。第四弾は、北アチェ県クタ・マクムル郡ウレ・グレェ村のムンタシルです(写真は姪を抱くムンタシル)。

 無口で、ときどき微笑みをみせるムンタシル・ビン・M・タエブ(18歳)は、ロスマウェ第5高校3年生である。彼には父親がいない。
 18年前の1990年、まだ赤ん坊だったころ、父親を失った。父親M・タエブは、自由アチェ運動(GAM)に関与していると非難され、国軍に連行されたまま、いまも行方がわからない。
 以来、ムンタシルは母親フディアに育てられてきた。農業労働者として水田で働くフディアの収入では、ムンタシルを含めた3人の子どもを育てるのは困難だった。それでも幸運なことに、ムンタシルはブロ・ブラン・アラの小学校に通うことができた。6年生になるとき、ムンタシルはNINDJAからの奨学金を得るようになり、学費の負担は少し軽減した。
 ムンタシルの趣味は絵を描くこと。中学に入ってから、ますます進歩し、友だちから絵を頼まれたり、学校のポスターをつくるよう注文されたりするようになる。ただし、絵を描いたことで、先生から怒られたこともあった。「友だちの制服に絵を描くように頼まれたんだ。それで先生に怒られたよ」
 現在、青年になりつつあるムンタシルは、毎朝7時に学校へ出発する。通学にかかる交通費は2000ルピア。学校から帰ると、母親を手伝って、夕方まで水田に行く。夜には村でコーラン朗詠だ。空いた時間には、見たものなんでもスケッチする。いまでは村の結婚式の垂れ幕も彼の作品だ。
 絵を描くほかに、彼は動物を育てるのも好きである。鳥や猿を飼ったり、母親を手伝って、ニワトリやアヒル、ヤギも育てている。
 ムンタシルのいまの願いは、大学に進学することである。NINDJAからの奨学金が、大学まで出ることを望んでいる。「大学に進学して、医学を勉強し、村の人びとの役に立ちたい」

(報告:イムラン・MA)


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