店舗の開店が1カ月後に迫りました

投稿日時 2010-7-6 20:14:49 | トピック: 女性

 軍事作戦、津波の被害女性の経済的自立を目指し、女性たちへの縫製訓練をおこない、さらに女性たちがつくった製品を売る店舗の開店に向けて準備してきました。予想をはるかにうわまわるスピードでインフレが進み、店舗建築に予算の倍以上の資金がかかってしまいましたが、ようやくあと1カ月ほどで店舗を開店できる見通しとなりました。
 アチェでは、商品となる衣類の流行が約3〜6カ月ごとに変わります。あまり早く材料にする布類を買い付け、開店まで時間があいてしまった場合、すでに流行遅れになってしまう可能性もあります。店舗スタッフのニニンは、日々いちばや雑誌で流行をチェックするとともに、買い付けのタイミングを見計らわなくてはなりません。
 ちなみに、いまアチェで流行しているのは「虹ジルバブ」(ムスリム女性のつけるベール)。7色の布ではなく、グラデーションのかかった布でつくられたジルバブのようです。店舗はロスマウェ市になりますが、約1時間ほど西に向かったビルン県には、ロスマウェでは売られていない種類、模様の布があります。そんな情報を探しながら、6月後半に布など材料の買い付けをおこないました。
 店舗開店は、断食月のはじまる8月9日より前を目標にしています。レバラン(断食月明けの大祭)を控え、人びとの買い物量が高まる時期です。貧困層でも、1年に1度、新しく服を買います。店舗収益は、縫製プログラムに参加していない女性たち向けのプログラムを実施する費用として活用していく計画なので、店舗がカンパなどに頼らず運営され、収益を上げるために、この時期を逃すわけにはいきません。
 開店までの約1カ月、どのぐらいの商品を準備するか、女性たちの得意分野に応じて誰に何を何着頼むか、みんなで話し合いながら、村に材料を届けます。
 商品の種類、村ごとに女性たちが希望する賃金前払いの率も異なっているため、ニニンは現在かなり混乱しているようです。NINDJAとともに店舗を運営していくJari Acehで会計スタッフをしているエルナに教わりながら、予算を立てたり、会計報告を作成したりしています。
 スタッフが1人しかいない状況で、店舗の管理、材料の買い付け、商品の注文・回収をこなしていけるのか。なにより商品が売れるのか。開店してからの不安はまだまだ大きいのですが、ともに学び、経験しながら、よりよいプログラムにしていきたいと考えています。

(報告:佐伯奈津子)


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